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三十路が綴る、由無し事

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未来の食事?完全食COMPレビュー

未来において、究極的に食事は二極化されているだろう、という話がある。

一つは効率を突き詰めた、ただ単に栄養を摂取することだけを目的とした食事。

もう一つは、反対にゆっくり時間をかけ、その場の雰囲気も含めて食事を心から楽しむことを目的とする。

 

今回紹介するCOMPはその前者のコンセプトに該当する。

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(出展:完全食 COMP | 株式会社コンプ

 

COMPとは

完全食。それは理想的な栄養バランス。

シリコンバレーでソイレントが流行しているように、この手の製品が忙しい現代社会を生きる人々に渇望されていることは想像に難くない。

栄養はきちんと取りたい、しかし栄養を考えて自炊したりレストランを選ぶのは面倒だという何とも我儘な欲望は誰しも少しは持ったことがあるだろう。

日本版ソイレントとも呼ばれるこのCOMPは東大で薬学博士を取得したCEO鈴木優太氏によって開発された。

正に理想的な栄養バランスを手軽に取れるコンセプトを体現した製品となっている。

 

ヒトに必要な六大栄養価(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)を理想的に配合している、とのことだ。

※人、でなくヒト、というあたりからしてサイエンティフィックな空気が漂っている。

こういった説明を聞くと、味が犠牲にされているのではないか(上の写真からも何となくバリウムを連想させる)と感じる人が多いと思われるが、「とけやすく、プレーンな味わい」ということで、コーヒーやジュースに混ぜて飲んでも良いそうだ。

自称アーリーマジョリティー、好奇心旺盛な私はここまで知った時点で迷わずポチっていたのであった。

 

実際に飲んでみた

まずは私は残業で帰りが遅くなる際の間食として(帰宅後のご飯を少量にして)使う事を想定した。

私は食べること自体は好きなので、このようなコップ一杯の飲み物で一食を置き換えることは今のところ考えられない。かと言って空腹を満たすためにパンやお菓子ばかり食べているよりは、栄養のある物を摂取するほうが良いだろうという考えである。

まず驚いたのが、とてもよく溶けるということだ。

一回分の90gという量は粉末としては意外と多く感じる。(私が使用しているスターバックスのタンブラーだと8割方埋まってしまう。)

そこへ水などを注ぐのだが、入れた傍からポコポコと溶けてゆき、シェイクすると完全に溶けてしまう。勿論お湯のほうがより溶けやすいが水でも全く問題は無い。

肝心の味はというと、非常に飲みやすい豆乳味であった。(バリウムではなかった)

但し水に溶かしたままの豆乳味だと好みは分かれると思われる。私のお気に入りはコーヒー割だ。COMPと一緒にインスタントコーヒーの粉末も入れ、お湯で溶かす。

 

値段は一杯当たり400円弱。高いと思うか安いと思うかは人それぞれだろうが、私自身は高いとは思わない。これだけ手軽に理想的な栄養が摂取できるのであれば、対価に見合った価値は得られていると感じる。

飲んだ後の空腹感も全くなく、冒頭の私の目的を果たすには十分の性能を持ち合わせていることに満足した。

ただし、これを毎日飲み続け食事の代わりにすることは私にはできそうにない。

味が変えられるとはいえ飽きてしまうし、やはりお菓子やパンも食べたい。

将来的にはもっと手軽にカプセルにしてもらえると、いよいよ未来の食事がきたなと感じられるのだが。それはもう少し先の話だろう。

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