一つ上の視点から ロードマップ思考のススメ
本ブログは働き盛り20~40代のサラリーマンを主な想定読者としている。
特にそんなサラリーマン各位は日々目の前の業務をこなすことに忙殺されているのではないかと想像する。
一つ上の立場に立った場合
今の立場が平社員なら係長の立場に立って考える、係長なら課長、課長なら部長といった具合である。もちろん一つでなく二つ三つ上の立場でも構わないのだが、今の自分が現実的に考えられる範囲に留める必要がある。
一つ上であれば身近に直属の上司がいるため、その人の立場に立つことは難しくないであろう。
普段は自分の担当業務で手一杯であっても、自分の部署を統べている上司の立場に立って思考する癖をつけていると担当業務のアウトプットの方法も変わるはずである。
(少なくとも理想的には)上の立場に就く人間は下の立場の人間よりもより先を見通しているはずである。つまり端的に言うと、今の自分のテリトリーより思考の範囲を広げるべきだということである。
ロードマップ思考
簡単な方法として常にロードマップを意識することをお勧めしたい。
平社員を例にとる。自分が所属する部署(係でも課でも構わない)の5年先までの取り組み目標を考えるのである。
それだと広範囲になりすぎる場合は、自分の担当業務についてでも良い。少しだけ頭を上げて、自分が3年後今の業務をどのようにしていきたいのか大局的な視点を持つのである。
将来の目標が明確になると今の仕事の進め方が本当にその目標に則しているのか判断できるようになる。(勿論その目標・ロードマップは作成した時点で上司と共有しておかなければならない)
以前紹介した「思考は現実化する」でも盛んに述べられていたが、将来の目標・ビジョンを出来る限り具体的にイメージし、常にそれを念頭に置きながら日々の生活を送ることで必ずその思考は現実化できるのである。
これにあたり、一般のサラリーマンが日々の業務に落とし込みやすい方法としてロードマップを提唱したのである。
ロードマップを作成し報告することは上司に自分の仕事に対する考えの深さを理解してもらうのに最も効率的な方法であると考える。
そしてこれは自分の人生に置き換えると、正にナポレオン・ヒルが説いていることになる。人生のロードマップ、というと大それた物に思えるが、気分は学生時代の卒業文集で良いのである。
純粋に将来どうなりたいか、そのために少し先にはどうなっているべきか、徐々にブレイクダウンして考えれば明日の行動も必然的に決まってくるはずなのだ。
まずは仕事で、そして人生についてもこのロードマップ思考を是非実践してみてほしい。(自分に言い聞かせながら)