キャッシュバッククーポンマーケティング
お買い上げ金額の半額分クーポンキャッシュバック!
通勤途中のパン屋でたまにやっているキャンペーンである。
全品3割引き!というのとどちらがお得に感じるだろうか。
大きな差はつかないにしても半額キャッシュバックのほうがお得に感じる場合が多いのではないかと予想する。
少し考えれば分かる通り、半額分のクーポンキャッシュバックというのは最大でも33%の割引にしかならない。
例)
1回目:1000円分のパンを購入→500円分のクーポンキャッシュバック
2回目:500円分のパンをクーポンで購入
∴1500円分のパンを1000円で購入
実際にはクーポンは100円単位であるため端数が出るし、キャッシュバックがあるからという心理から普段より顧客単価も上がるだろう。また、半分の人には「あと50円(レジ横のドーナツ)買えばクーポン増えますよ」と促すことも可能である。
クーポン使用時についても、クーポンより高い金額を使用する人が大多数であろう。
これらのことから、単純に全品3割引きという単発のセールを実施するより圧倒的に大きな売り上げ効果が得られることは明らかである。
お得感を出してたくさんお金を使ってもらい、確実にリピートしてもらう仕組みを提供する。
そう、
まさに
・・・
的確な比喩で華麗にネーミングしようと考えたものの何も浮かばなかったので、
美味しいパンをいただくとしよう。
次はクーポンで何を買おうか今から楽しみである。